「終身雇用、年功序列の崩壊、ジョブ型雇用へ移行のニュースばかりで不安」
「老後2000万円問題もあるし、本業だけの給料だけで大丈夫?…」
「副業ってそもそも何をしたらいいの?どんな選択肢があるの?」
「研究職だけど、できる副業とかあるかなぁ?」
上記のニュースが相次いでおり、世の中が変わりつつあります。
本業以外の収入を増やすことや、資産運用などでお金を増やすことに興味を持っている方が多いのではないでしょか。
また、私のような研究職の方はそもそも副業で何をすればいいのかよくわからない方多いのではないでしょうか。
はじめまして。本業で化学メーカーの研究職をしているたろぽんずと申します。
わたしは、上記のニュースを耳にしてから本業1本だけの収入に危機感をおぼえ、副業をはじめました。
この記事では化学系研究職の方が副業すべき理由と、研究職の方でもできちゃう副業を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、いますぐ副業を始めましょう!
そもそもなぜ化学メーカー研究職者が副業しないといけないの?
主な理由は4つあります。
日本の給料が上がっていない

こちらは厚労省から引用してきたデータです。
衝撃的かもしれませんが、日本の会社員の給料は1990年代よりも下がったままです。
世界的にはどうでしょうか?

他の先進国はおおよそ右肩上がりなのに対して、日本の給与は横ばいです。
これらのデータからも日本の平均賃金が変わっていないことが分かります。

元号は何回も変わって、世界の社会経済は発展してるのに
給料は変わっていないのか…
税金が上がっている
次に天引きされる税金がどう変化しているかを見てみましょう。


社会保障費が年々増加していて、その結果個人の負担は増加傾向にあります。
給料は昔より減ってるのに、税金は上がってるから、手元に残るお金が減っていることが分かりますね。
年功序列はなくなっていく
大企業の年功序列は廃止される流れができつつあります。
最近ニュースで上記のニュースをよく耳にするのではないでしょうか。
一つの企業で長く働けば給料が上がる制度は崩壊しつつあります。
黒字リストラという言葉も最近ではよく知られていますね。



将来、どうなるんだろう…
研究職はつぶしがききづらい


もしあなたが化学系メーカーの研究職者であれば、上記のことを薄々感じていませんか?
研究職はあまりにも専門的な仕事であるため、仕事内容も一般的な業務内容ではありません。
実験計画の立て方、報告書作成や、発表で培うスキルは多少身につきますが、他社でも通用するスキルは育ちにくいです。
しかも恐ろしいことに、研究しているからといって専門的な化学の知識がつくとも限りません。
研究職とはいえ会社で大事なのは理論的な化学の話ではなく、ビジネスになるかどうかです。



ビジネスでは細かい現象論の理解よりも、明日の売り上げアップにつながることを基本的に求められます
つまり理論の追究・研究は比較的後回しになるので、最悪のケースでは専門的な化学の知識すら身につきません。
これを続けると専門的なスキルがつかないので、今働いている会社に依存するほかなくなります。
これらを3つにまとめると…
①給料増えていないのに税金は増えている(自分のポケットに入ってくるお金は減っている)
②長く働いても給料が上がる保証はない(年功序列・終身雇用制度の破綻)
③研究職はつぶしのきくスキルがつきにくく、会社依存の人材になりがち
以上の理由により、わたしは、1つの会社から給料をもらうだけの生活ではリスクであり、今後は自分の身は自分で守る必要があると考えました。



複数の収入源を持たないとこれから大変なことになるかもしれません💦


化学メーカー研究職者ができる副業



じゃあ副業でいったい何ができるんだろう…
では化学メーカに勤めている方が副業でどんなことができるでしょうか…?
結論から言うと、研究職だからといってできない副業は基本的にはありません。
研究職だからできない副業を探すことの方がむずかしく、副業は”やるかやらないか”の世界です。



そうは言っても向き・不向きもあるため、手当たり次第やってみて合う副業を突き詰めればそれでいいと思います
それでは研究職サラリーマンができる副業について紹介しますね。
まず副業に限らず、そもそも仕事は大きく分けると3つに分かれます。
- 自分の時間を売る仕事
- 結果・成果を売る仕事
- 知識を売る仕事
簡単に例を挙げて説明しますね。
①時間を売る仕事の例は、いわゆる時給制のアルバイトです。コンビニ店員・飲食店店員が一例でしょう。
メリットはすぐにお金が手に入ることであり、デメリットは単純に労働時間が増える・スキルがつきにくいことが挙げられます。



広い意味ではサラリーマンも時間の切り売りです
”即金性がある仕事”ともいいます
次に、②結果・成果を売る仕事です。いわゆる、成果報酬型や、ジョブ型という言い方をします。



かけた時間は関係なく、案件ごとに給与が支払われるタイプです
詳細は後ほど紹介しますが、クラウドソーシング(ココナラなど)で成果物を納めることや、アフィリエイトなどが該当するでしょう。


最後に、③知識を売る仕事です。今まで生きてきた中で培った経験や、知識を文章にまとめて他人に情報として売る仕事です。
一例ですが、NoteやBrainなどで自分の知識や体験を記事にして売る方法があります。



自分では価値がないと思い込んでる体験や知識は、他人からすると喉から手が出るほど欲しい情報だったりします
それらをコンテンツにして販売するイメージです
まとめると、仕事は『①時間を売る仕事、②成果を売る仕事、③知識を売る仕事』の3つに分けられます。
副業でもどのタイプの仕事をするかを考えてみましょう。これらを考慮した上で、今回はネットでできる副業を中心にざっと示しますね。
正直これ以外にもたくさんあります。


副業のモデルは大きく分けて3種類あります。
・広告収入で稼ぐ副業
・スキルで稼ぐ副業
・転売で稼ぐ副業
一つ一つ見ていきましょう。
ブログ・アフィリエイト





ブログ?ただの日記じゃないの(笑)
ブログなんかで稼げるの?
と思う方もいらっしゃると思いますが、実は立派な副業です。
ブログ内で商品やサービスを紹介し、その記事を見た訪問者が購入するとブロガーは成果として報酬料をもらえます。



信じられませんが中には月に数百万円稼いでいる人もいます
そのレベルになるのは正直難しいので、まずは月に数万レベルを目指しましょう
研究職の私でも取り組める副業で、私もまずはブログから始めました。
挑戦してみて分かりましたが、研究所でフラスコを振っているだけでは身につかないようなスキル・知識が身についていると実感しています。
ブログ・アフィリエイトの詳細は下のリンクで紹介しています。


Youtuber


これはよく知られた副業だと思います。
Youtube見ていると、途中で広告が流れてきますよね。
視聴者に広告を見てもらうことで、Youtuberは広告収入をgoogleから得るモデルになっています。



チャンネル登録者数が1000人超えれば収益化できる副業ですね
場合によってはスパチャで稼ぐこともあるでしょう
コンサル


本業で中堅クラス以上の方なら『ビザスク』でアドバイザーとしてコンサルに挑戦してみましょう。
ビザスクとは、ビジネスに知見があるアドバイザー(個人)と依頼者をコンサルという形でマッチングさせるサービスのことです。
単価も高く、気軽に始められる副業として実は知られています。



ただし本業の守秘義務には注意しましょう
登録は無料でできるので、まずはどんな案件があるかをチェックしてみましょう。
プログラミング


PythonやHTML/CSS、VBAが書ける人はおすすめです。
ココナラや、ランサーズ、Bizseekなどのクラウドソーシング系で案件を探してみると見つかります。
アプリ制作、ホームページ制作や、エクセルのマクロやVBAを組む依頼などいろんな案件があります。
登録にはお金はかからないので、本業でエクセルを使用されている方は一度案件を見てみるといいですよ。



Excel、Word、PowerPointを使えるのはサラリーマンの強みですからね
さっとアカウント登録だけして、どんな案件があるのかを見るのもいいと思います!
本業でエクセルを使ってる人ならサクッとこなせるお仕事も
意外とありますよ(笑)
Webライター


インターネット上の記事を書いて、Webメディアなどの客先に書いた記事をおさめる仕事です。
情報発信をしているWebメディアは、全部を自社で記事を作るのには限界があり、Webライターの力を借りてコンテンツ制作を進めていることがあります。
そのようなコンテンツの記事を執筆するお仕事です。
文章を書くのは苦手でも、本業で報告書をよく書く方は効率的に案件をこなせる可能性があるので一度チェックしてみましょう。
また案件はTwitterでも募集されています。



Twitterで”#Webライター募集”と調べてみると
募集がありますね
動画編集


動画を編集・制作しておさめるお仕事です。
コンテンツとしては、結婚式や誕生会で流すビデオの編集・制作や、商品のPR動画の制作、Youtuberが撮影した動画の編集などさまざまです。
仕事の探し方ですがWebライターと同様、ココナラ、ランサーズ、Bizseekなどのクラウドソーシングサイトで検索すれば案件はたくさんあります。



動画編集を趣味にしている方は一度チェックしてみましょう!
映像クリエイター


動画編集と何が違うの?と思われたかもしれません。
映像クリエイターは、企画、ディレクション、撮影、編集まですべて行う人のことです。
仕事内容はWeb CMの制作や、店舗で流す動画、ミュージックビデオなど様々です。
一人ですべて行うため、営業スキル、企画スキル、撮影スキル、編集スキルが必要になってきます。



機材はレンタルできますが、道具もそろえる必要があるのでハードルは少し高いかもしれませんね。
転売関係


せどり、不用品販売、転売ヤーともいわれる副業ですね。
一言でいうと、安く仕入れて高く売り、その差分で利益を得る副業です。
メルカリやラクマなどは知っている方も多いいかもしれませんが、輸出ビジネスとしてebayなどもあります。
輸出ビジネスの場合、日本のアニメグッズが海外で人気だったりするので、英語が得意な方は挑戦してみるのもいいと思います。



この前チェックしたらポケモンカードが高値でした(笑)
アニメは海外の方から人気ですからね…
英語が得意な研究職の方は要チェックですよ!
注意点は、輸出してはいけないものを輸出すると法に触れるので気をつける必要があります。
化学メーカ研究職を活かした副業ってないの?
やはり、研究職のキャリアを活かした副業をやりたいと考えるのは当然でしょう。
しかしながら、研究職はそもそもつぶしがききづらい仕事です。
研究職で培った専門知識をそのまま活かすことのできる副業はほぼゼロです。
どうしても専門性を活かしたい…という方はRD LINKを利用するのは一つの選択肢でしょう。
RD LINKはR&Dの経験を活かして複業を紹介するサービスです。
『やっぱり専門性を活かした副業をしたい!』という方は無料登録だけでもしてみましょう。
まとめ:これからは化学メーカー研究職者も自分で自分を守る時代へ
以上、化学系研究職者におすすめする副業を紹介しました。
これからの時代は自分で自分を守る考え方を持つことが大切です。
まだ間に合います。副業を始める第一歩になれば幸いです。
2022/3/1追記
営業が得意な方向けの副業として、サイドビズという営業代行のサービスもあります。



研究職でも技術営業が得意な方は挑戦してみましょう!